【検証考察】ああ、幸せのお風呂。【温泉】

私、静玄はまだまだ「スーパー銭湯専門家」を名乗るにはおこがましい件数しかスーパー銭湯に行ったことはないがそれでも家の近郊(主に千葉県内)のスーパー銭湯は行き尽くした中で ″ここはいいっ″と思わせる店舗のチェック項目があるので皆さんも行かれる際には是非参考にしていただきたい。

 

 

 

 

 

①塩サウナの塩の粗さ加減

まず塩サウナというものは一般的に通常のサウナより室温が低く比較的初心者でも入りやすいサウナとなっている。 

空いている椅子に湯だまりから桶で水をかけ(前に座った人の塩でザラザラしている可能性がある為)こんもり盛られたお相撲さんがまく時に使う塩桶のようなものの中から塩適量を「ガッ!!」と掴んだら体に優しく擦り込んでいくのだ。

本来は塩が溶けるまで待ってから塗り込んだ方がいいのだがせっかちさんの暑がりさんには待ってるなんて無理難題。

そしてこの擦り込む作業の時に塩の粗さがとても重要になってくるのだ。そりゃもちろん生傷があればそこはしみる。

生傷があっても塩サウナでしみない方法を俺は知らない。多分、入らなければいいと思う。

健全な肌にはきめの細かい塩はすーっと溶けながら馴染んでくれる。南の島の白い砂浜の砂を這わせているような感覚。めっちゃ気持ちいい。

それとは逆に目の荒い塩は地獄だ。砂利を体に擦り付けているようで下手をしたらその作業で生傷ができる。

驚くほど塩の質が店舗によって違うので是非気をつけてチェックして欲しい。

ちなみに塩を体に塗ることによってきゅうりの塩もみが如く尋常じゃないくらい汗が出ます。これが塩サウナの醍醐味。

 

②寝ころび湯の湯の高さ

パッと聞いただけでは意味がよくわからないと思う。

「寝ころび湯」と「寝湯」があるのだがこの線引きもとても曖昧で難しい。

 

f:id:greengreentatsu:20180911233708j:plainf:id:greengreentatsu:20180911233726j:plain

絵が下手くそで申し訳ないがイラストのように石畳の上に薄く湯が張り巡らされた

状態の場所にまさに寝転んでくつろぐのが「寝ころび湯」。

そしてある程度の深さがありリクライニングに座るようにゆっくり半身浴をするのが

「寝湯」である。

話は戻るがこの「寝ころび湯」の張り巡らされた薄い湯の深さが各お店によって変わるのである。

ベストは腰の窪みが浸かるくらいである。

浅すぎると湯の量が少なすぎて石畳の中に装備されている保温装置の干渉をもろに受けて背中が低温火傷してしまいそうなほど熱くなってしまう。

深すぎると今度は体が浮力で浮いてしまいふらふらしすぎて落ち着いて寝ていられない。

f:id:greengreentatsu:20180912001457j:plain

浅すぎず、深すぎずの絶妙のバランスを把握しているお店こそがキングオブ寝ころび湯の称号を私から密かにもらえるのだ。

 

③サウナの温度と水風呂の水温

ここは好みにもなってくるので一概には言えないが自称サウナ通の皆さんは

サウナはガンガン熱くて水風呂はキンキンに冷たい方がいいらしい。

この寒暖差がサウナの醍醐味で差があればあるだけ通好みとなる。

かくゆう私もその口でぬるいサウナと水風呂は物足りなくなってしまっている。

サウナに入り水風呂で肌を引き締め、ひと休みするベンチが最高に気持ちよくて

自分の身体に集中して目を向けると体を忙しく巡る血液をリアルに感じられ、なんとも言えない浮遊感に包まれる。その至福の時を感じる為サウナに入っていると言っても過言ではない。その感覚を味わうにはこの温度の差が必要不可欠なのだ。

通常平均するとサウナの室温は85℃から90℃くらい。水温は20℃から17℃くらいの施設が多い。この平均を超えてくる強者の施設が存在するのだ。

そして最近はロウリュウという手法を使って体感を通常の何℃も上に感じさせる店舗も増えてきている。ロウリュウに関してはまた今度。

 

④洗い場の充実度とシャンプー&リンスの質

これに関してお風呂上級者の方は「持参」という方法をとるのであまり関係がないが

まだお風呂セットを揃えようか悩んでいる人や旅の帰りにふらっと寄ってみたなど店舗に設置のものを使う人には参考になるはずだ。

基本の店舗でのセットは3種類。シャンプー、リンス、ボディーソープ。

店舗によってはリンスinシャンプーとボディソープの所もある。この混ぜっちゃった系のお店も一概に悪いとも言えず入浴料が安くなってたりもするのだ。

ただたちの悪いところは男湯はリンスinシャンプー、女湯はシャンプーとリンス別というところがあるのだ。このやり方は店舗の浅ましさが見えて行きたくなくなる。

総じて備え付けのシャンプー、リンスはやはり市販で売っているものに比べて質が悪く髪がギシギシになるところが多い。

夏場になるとクール系のシャンプー、リンスを置く所もあり各店舗で工夫を凝らしている。

 

 

以上、4つのチェックポイントを気にしながらお風呂に入っていますが基本どこのお風呂も気持ちいです。

土日に空いているお風呂、岩盤浴サウナが充実しているお風呂、湯船が圧倒的に大きいお風呂など、日の気分で行きたいお風呂をチョイスしているので皆さんも行きつけお風呂をいくつか持っていると楽しいお風呂ライフが送れると思いますよ。